2021年5月29日に約20か月ぶりの国際大会になる、ワールドランキングレースVuzenica Cupが開催されました。
大会の様子は前日のトレーニング日からライブ配信され、オンラインとは言え久しぶりのレース観戦を楽しむ事が出来ました。また、事前に動画で大会をPRするなど、広報にも積極的に取り組まれており、国際大会復活にふさわしい素晴らしい大会でした。大会コースはコース幅などが一部規定にみたない所もあったようでしたが、天候や機材のトラブルへの対応もしっかりとされレースも見ごたえがありました。
コースセットはインターバルも短くスピーディーだったように見えるトレーニング日に対して、天候にも考慮してインターバルのありそうなセットでした。ただ、ふり幅もそれなりにあり、タフなレースでした。
男子は2017,2018,2019総合3連覇中の絶対的なチャンピオン、オルテル・スヴェン選手(ドイツ)が優勝しました。力強く鋭いプッシュに加えて安定感のある滑りで今シーズンも彼を中心に回っていくのではないかという事を感じさせる滑りでした。
女子は2018のさいたまでの世界選手権大会で優勝したエレア・ボルシック選手(ドイツ)が、2018総合優勝2019総合2位の優勝候補モナ選手を抑え優勝しました。ドイツ選手的なプッシュの上手さに加えて、ターンの捉えも早く、雨天でも安定した滑りを見せました。
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