前日に行われたVuzenicaCupに続き約20カ月ぶりのワールドカップとなりました。
前日に引き続き雨天となり、またもタフなレースとなりました。トップ選手でも失敗する選手もおり、見ごたえのあるレースでした。
男子優勝のノア・シン選手(ドイツ)は初優勝となりました。普段の穏やかな雰囲気とは裏腹に超攻撃的な滑りをする選手です。スケートを極端に動かさない直線的なラインながら、ポールギリギリの最短距離を行く滑りをします。絶対王者だったオルテル・スヴェン選手は2本目は流石の攻めを見せてラップタイムでしたが、ノア選手は2本とも良いタイムでまとめ逃げ切りました。
女子優勝は2018のさいたま大会で優勝したエレア・ボルシック選手(ドイツ)です。昨日に続き雨の中ターンの捉えも早く素晴らしい滑りでした。昨日も含めて4本ともラップタイムでの優勝となりました。今シーズンの活躍が期待できそうです。
表彰台は相変わらずほとんどドイツが独占しましたが、スペイン王者のセルジオ・メンデス・ペレツ選手が男子3位に入りました。ドイツ一強の時代を将来崩す可能性がある国はやはりスペインなのかと思わされます。
男女共に、ポイント的に第一の優勝候補が優勝を逃す波乱の展開となりましたが、やはり大会のレベルは高く、オンラインでも観戦は非常に楽しかったです。
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