2021年ワールドカップ第2戦の前哨戦ともなるスロバキア選手権が開催されました。スロバキアはインラインアルペンにおいては選手数は多くないものの常に強い選手を輩出する強豪国です。また、委員会のTDを務めるケセリーの国で大会開催も多く運営もベテランな国です。
今回も大会の様子はライブ配信され、楽しむ事が出来ました。
セットは2本ともふり幅少な目でかなりスピードの出そうなコースとなりました。コーススペック通りだと、男子優勝のノアは直線平均時速40kmくらいで滑った計算になります。計算は初速も込みでターンもしている事を考えると最高時速は50kmくらい出ているのかもしれませんね。
男子の優勝者はワールドカップ第一戦で優勝したノア・シンでした。股関節を上手く使ってひねってスケートを動かす動作を少なくできる彼の滑りは直線的なコースでは特にマッチする印象で、素晴らしい滑りでした。
女子の優勝者は2018総合優勝2019総合2位のモナ・シンでした。姉弟での優勝となりました。この姉弟の滑りは2人とも股関節が非常に柔らかく使えていて、腰から上が非常に安定している特徴が見られますね。内力が逃げていない感じがします。
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