ルールブック – 42.スタート

42.1. スタートエリア
これから出走する選手及び1人の随伴者(コーチやトレーナー)しか入る事が出来ないスタートエリアを設ける必要があります。選手が不利な条件にならないように配慮する必要があります。
42.2 スタート補助エリア
スタートエリアの隣に随伴者でないコーチ等が入り競技者をサポートする事が出来るスタート補助エリアを設ける必要があります。
42.3 スタート台
スタート台は審判からのスタートの指示を落ち着いて待つ事が出来るように構築する必要があります。ブレーキで静止する必要はありません。
WRG、世界選手権、大陸選手権、ワールドカップのスラローム競技においては1.5m以上の高さのスタート台を配置しなければならない。ただし、雨天の場合は審判の判断でなくすことも出来る。スタート台の横にはバリケードを用意する必要があります。
42.4.スタートバー
スタートバーは高さ45-65cmの位置に設置する必要があります。
その他の仕様は下記の図に従って下さい

42.5 スタートでの振る舞い
競技者の後ろには選手を助けたり邪魔をしたりする要因になる人がいてはいけません。他者が競技者を助ける行為は禁止です。スターターも競技者に触れてはいけません。
選手はスターターに指示された場所にストックの先端を置かなければなりません。ストックを持たない競技者はどこかを掴んだりしてスタートを補助する事は出来ません
42.6 選手のスタートの遅刻
既定の時間にスタート地点にいなかった選手は失格となります。ただし、大会運営の都合などの特定の条件で間に合わなかった場合はスタート審判は選手を失格にせずスタートを遅れさせる事が出来ます。
用具の故障や選手のケガや病気は上記の特定の条件にはあてはまりません。特定の条件の当てはまるか疑わしい時はスタート審判はひとまず仮のスタートをさせる事ができます。
スタート審判は、遅刻して失格になった選手と、遅刻したが失格にならなかった選手と、仮のスタートをした選手の名前とスタート番号をTDに報告する必要があります
42.7 審判によるスタートの指示
全てのスタートの指示は英語で行います。
・時計を使ったカウント形式のスタート
スターターは既定の時間の10秒前に選手に
「10 seconds!」
 と伝えます。そして5秒前から、
「5, 4, 3, 2, 1」
とカウントダウンを行い
「Go!」
と伝えます。選手に分かりやすいサインを行う事が望ましいです。
スターターは選手にスタート時間を示す時計を見せる必要があります。
・スターターの指示形式のスタート
スターターは次のように指示をします。
「Start number…….?」
「Ready-Go」
「Runner started, next runner with the starting number…..」
42.8 スタートの承認
タイム計測機などで既定のスタート時間にスタートする場合、選手はスタート音の後にスタートする必要があります。スタートするタイミングは既定の時間のスタート音の前後5秒以内になります。時間内にスタートしなかった選手は失格となります。スタート審判はスタートに失敗又はスタートルール違反を侵した競技者の番号をTDに報告する必要があります。

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Japanese player of Inline Alpine
PH.D. in Sports science
IT trainer

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