5.3.2. ジャイアントスラローム(GS)

  1. 種目概要
    • 旗門
    台座で固定された2本の可倒式ポールと、その間にフラッグを張ります。フラッグは選手が激しく旗門に衝突した際に外れる必要があります
    • 2本の可倒式ポールは少し離しておく必要があります
    • 旗門間のインターバルは最小10m最大15mです
    • ダブルゲート
    一回のターンで2つの旗門を通過するダブルゲートを設ける場合、旗門は同じ色とします。ダブルゲート間のインターバルは最小5mとる必要があります
    • 旗門数
    最少20旗門最大35旗門で2色の旗門をセットします
    • セットの組み合わせ
    GSのセットは深いターンから浅いターンまで組み合わされます。選手は旗門と旗門の間は好きなラインを滑走する事が出来ます
    • スタートから1旗門目までのインターバルはランプを降りた所から計測されます。インターバルは他同様最小10m最大15mです
  2. 斜度
    6%から10%の斜度にする必要があります
    ※ WORLD SKATE RAD技術委員会が例外を認める事もあります
  3. コースの幅
    5mほどの幅が取れる事が望ましいです
  4. コースのセット
    • 急ブレーキが必要なセットはしないで下さい。 近代的なスラロームの滑走を妨害する原因になります
    • 最後の旗門はゴールラインと距離をとります。また、選手をゴールの中心の位置に誘導する配置にします
  5. コースの確認
    コースセッターがセットを行った後に、審判はコースをレースが行えるか確認する必要があります
    • 可倒式ポールが正しく動作するか
    • 旗門の色の順番は合っているか
    • 旗門の場所がマーキングされているか
    • 旗門には番号をふる必要があります
    • 予備のポールは十分な数適切な場所に用意されているか
    • スタートとゴールはルールに従った配置になっているか
  6. コースの準備
    コースの準備はレース開始の1時間半前に終えている必要があります
  7. コースインスペクション
    選手はゴールまでコースを確認する事ができます
  8. コースインスペクションの行い方
    選手はスタートナンバーを付けてスケートを履かずにインスペクションを行う必要があります。インスペクションはスタートからゴールまで行います
  9. コースインスペクションの時間
    • コースインスペクション開始の時間は審判が決定し、会場アナウンサーを通して伝えられます
    • インスペクションの時間は基本的に40分間です。ただし、審判は変更する事も出来ます
    • レース開始15分前にはコースインスペクションなどを終え、コースはレース開始の準備が出来ている必要があります
  10. スタート順は、審判が天候やコース状況を配慮して変更する可能性があります
  11. 1本目のタイムの男女各上位40位までが2本目に進む事が出来ます。2本目のスタートリストは2本目に間に合うように十分な枚数用意され、アナウンスされます
  12. 準備完了
    • レース開始の準備完了はTDが確認します
    • レース中の準備完了は時間管理責任者が確認します
  13. 選手ごとのスタート時間間隔
    • 選手ごとのスタートの時間間隔は安全の観点から問題ない間隔をとる必要があります。
    • ルール順守の観点から旗門審判員やコーススタッフが十分に作業できる間隔をとる必要があります。
    • 審判は場合によっては間隔を変更する事が出来ます。
    • TV中継などされる場合は最後に滑走する20名は60秒間隔でスタートさせます。
    • 間隔は直前にスタートした選手がゴールした時点からカウントされます
  14. スタートの指示
    英語で以下の指示が行われます
    「Ready – Set – Go!」
    「Runner started, next Runner with the starting number… 」
    タイム計測機などで既定のスタート時間にスタートする場合、選手はスタート音の後にスタートする必要があります。スタートするタイミングは既定の時間のスタート音の前後5秒以内になります。時間内にスタートしなかった選手は失格となります。スタート審判はスタートに失敗もしくはルール違反の方法でスタートした選手をTDに報告します。
  15. スタートの承認
    「Go」と言われた後10秒以内に選手はスタートする必要があります。ルールに則ったスタート方法である事が確認されればスタートした事が認められます。
  16. GS種目の要件
    GSは2本の滑走を行う必要があります。それぞれ異なるセットで実施される事が望ましいです。
  17. 選手は旗門不通過した場合、コースを逆走して再度通過を試みる事は出来ません
  18. 2本目の出場制限
    審判は2本目の滑走人数を絞る事ができます。 滑走人数の絞る要綱については、大会案内または公式の掲示板に表示されます。チーム代表者ミーティングで公表される事もあります。
  19. GSは2本目が完了できなかった場合、審判の判断によって1本目の結果を公式のリザルトとする事が出来ます
  20. スタート順
    23章の通りです

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Japanese player of Inline Alpine
PH.D. in Sports science
IT trainer

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